脳脊髄液ってなあに?

私は脳脊髄液は、自らのからだから
生み出される美容液だと思っています。
とても神秘的で生命維持にかかせない水です^ ^

生理学的に話を進めますと、、
脳脊髄液とは、頭蓋内では脳室内と、くも膜下腔に、脊柱管内では脊髄くも膜下腔にある透明な液体です。
脳はとても柔らかいために
それを守る水分の膜です。

お豆腐の容器に水がいっぱい入っているのを想像してみてください笑。
そして、背骨の両脇にある脊髄をとおり、仙骨まで循環します。

脳脊髄液の一番大きな役割は脳と脊髄を保護。
脳と脊髄の周りを循環することで老廃物を排泄する役割もあります。

脳脊髄液は脳内で血液をろ過して作られる無色透明な液体です。

脳脊髄液の流れが滞ると、免疫力や治癒力が落ちたり自律神経が乱れたりなど身体に様々な不調が現れます。

滞った脳脊髄液が頭蓋内に溜まってしまうと、脳室が拡大し、歩行障害、精神活動の低下、排尿障害等の症状を発症します。
これを正常圧水頭症といい、その症状から認知症と誤解されがちですが、施術で改善することがわかってきています。

脳脊髄液はおよそ150ml。3回ほど入れ替わり一日でおよそ500mlペットボトル一本分くらい生産されています。その水が脳を包み、脊髄を通り、ぐるっと体内を循環し、脳の表面で吸収され、静脈に戻ります。生産量も水圧も常に保たれています。

この水が流れることをホースの水と例えると、途中で頚椎や、背骨のねじれなどにより、水(脳脊髄液)のながれが悪くなり、詰まり滞ると、脳に高い圧力がかかり、同時に脳の実質も圧迫されて、頭痛、嘔吐、痙攣、精神症状、などがあらわれます。
逆に脳圧が低くても脳脊髄液減少症といい同じような症状があらわれます。

この脳脊髄液を動かしているのが、
一次呼吸です。
一次呼吸とは、後頭骨と仙骨が1分間に約6~12回のサイクルの微振動のリズムがあります。
これは肺呼吸ではなく、体が開いたり閉じたり、伸びたり縮んだりといったリズミカルで小さな動きです。

脳脊髄液には、打撃などの外傷を受けた場合、脳や脊髄を守る働きがあります。
また、脳や脊髄に栄養を与え、発達を促すという大事な働きもあります。

実は、赤ちゃんが生まれた瞬間に
はじまる肺で行う呼吸を二次呼吸と呼びます。
これに対して、一次呼吸は出産前のお腹の中にいる頃からすでに始まっています。

脳脊髄液が滞りなく流れることが、体の生命機能を高めることに繋がると言われています。

オステオパシーはこの脳脊髄液の循環
をクラニアル・マニピュレーションという手技で頭蓋骨そのものに5グラム以下という非常に小さな圧力をかけて調整していく治療法です。
※頭部に直接触れて施術を行います。
これは米国で発祥して日本に伝わりました。脳脊髄液の循環を促進させ、自律的に動いている脳の膨張と収縮という健康でいるためには欠かせない生体リズムを調整します。
頭蓋骨というのは23枚の骨が組み合わせできています。(写真は色別にわけている模型)その継ぎ目のことを縫合部と言います。この縫合部を基点として、わずか250ミクロン(4分の1ミリ)動くと言われています。
一次呼吸とともに大まかにいうと膨らんだり縮んだりしています。詳しくは、それぞれ骨の動きには特徴がありますが、その骨たちの動きでポンピングされて脳脊髄液は動いています。

オステオパシーでは、その動きを潤滑に行くようにとらえて、ゆがみを整えていきます。
すると、老廃物が流れやすくなり、むくみが流れて、すっきりとします。
骨自体のゆがみ、顎関節や、目の左右差、おでこ頭頂部の落ち込み、頭のかたち、神経が滞りなく通り、すぐにお肌など変化がある方がいらっしゃいます。これは、神経は光よりも早く通るためです。

最近聞かれる、アクセスバース
脳の断捨離なんていわれる施術も
オステオパシーの手技の一つであり、頭蓋骨の関節の動きを改善する効果のあるクラニオ・セイクラル・セラピーに由来します。

近年色んなセラピーが流行ってきていますが、
当時わたしがオステオパシーを習い始めたころ15、6年前は小顔ブームで
沢山の手技がありました。
韓国のコルギや、カッサ、整体師が体重をかけて圧迫する小顔矯正などがありました。わたしも行きました。
あれは、痛かったー( ;  ; )

今は見た目よりも、リラックスが求められる時代なんですね!!

coniwaでは、色々なブームがある中
この基礎となるオステオパシーを行なっています。




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